− 周波数:2x10程度(確度) − 送信出力、受信感度などのレベル関係:読取り精度±1dB程度(確度は施設如何) − SARTの応答送信波の周波数掃引形式など時間関係:オッシロスコープ確度による。なおSARTテスターによる計測方法については、次項の表4を参考にされたい。 1.4.3 性能試験及び点検整備方法の概要 SARTの点検整備には、船の乗組員自身が行う点検や、船の停泊期間に乗船して行う点検、船から取り外してサービスステーションに持ち帰り電池の交換を伴う点検整備などの幾つかの段階とグレードがある。 これらの点検整備は、船舶検査時に並行して実施できるように配慮し、船上での実施や各地のサービスステーションにおける実施にあたっては船の運航を妨げないように注意しなげればならない。以下に3つのグレードに対する点検整備方法の概要について解説する。 (1) 自船レーダーによる点検 既述のとおりマイクロウエーブを使用するSARTの点検整備には、高価な施設と測定器が必要になる。従ってIMOのSARTに関する総会決議書Res.A.604(15)では、途上国に対する配慮からSARTに対する自船レーダーによる点検を認めている。 この方法はSOSブイや406MHzEPIRB等の遭難通報用の設備の場合では当然誤発射になるこのケースが容認されたことは、本質的にSARTは遭難者発見(ロケーテ
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